失業給付金と会社都合退職

失業給付金は、安心して次の仕事を探せるようにという配慮から生まれた制度です。
ただ直接的に失業給付金の基本手当日額の目安になるのは、離職前6ヶ月間の基本賃金日額。失業給付金というのは、在職中の雇用保険の掛け金からいただくものですが、利殖時の状況や理由によって、失業給付金の給付額が変わるってビックリですね。
こんな失業給付金の不公平、疑問や不満に思われる方も少なくない事でしょう。
勿論失業保険を沢山掛けている人は、長く働いていて沢山お給料を貰っている可能性が大きいですから、受給額が大きくなる可能性も十分にあります。
定年退職や寿退職などの自主退職は、失業給付金の基本的な考え方からいうと、こういう風に見做されるんですね。
勿論、次の準備もなければ蓄えもないだろうから、少しは失業給付金で手厚くサポートして上げましょう。
当然、それがなければたちまち生計を立てられない人も少なくないので、これは実にいい制度だとは思います。
ただ、自分が会社都合で離職したのにも関わらず、この恩恵を被れる失業給付金の特定受給資格者になれない事もあるので要注意です。
自分は大丈夫という考えはさておき、時にはブログやサイトで失業給付金についての豆知識を身につけてみられてはいかがでしょうね。
そうすると、ハローワークの方がきちんと調査をし、確信が持てれば、特定受給資格者として失業給付金の早期支給を実施してくれます。
それどころか、自社の都合はなるべく隠したいものですし、体裁等もあって、利殖の理由を勝手に自主的なものと記載する事が結構あるんですね。
そうなると、例え解雇されたのが事実であっても、失業給付金の手続きは、自主的に会社をやめた一般受給者として扱われてしまいます。
それも、同じ掛け金で、失業給付金が長く貰える場合と、短期間しか貰えない場合が出て来ます。
当然、自分の意志だけで会社をやめた人は、それなりに次の準備や蓄えがあってのものだろう。